★トヨタの社長がやっと会見

本日5日(金)の夜、記者会見が開催され、ようやくトヨタ自動車の豊田章男社長が会見をした。一連の問題において、豊田社長が公式に会見するのは、初めてであった。これは、遅すぎるのではないか?と感じる。もっと早く社長が登場して会見すべきだったのは明らかであり、広報対応に疑問を感じる。

・トヨタ社長が初めて謝罪 「販売台数より品質」と信頼回復誓う(MSN産経ニュース 2010.2.5 21:56)

そして、つい4日には、横山常務が会見し、ブレーキの不具合について、説明していた。そこで、「運転者の感覚と車の動きが少しずれている程度」と話していたが、そのコメントがとても気になった。これは、ユーザに対して、あなたの気のせい。と言っているように聞こえた。企業の姿勢を問われるような発言である。

今回のトヨタの一連の報道対応は、広報に関わる立場においては、とても気になる事態であり、よく検証すべだと感じる。株価も、米国でのリコールの1月22日からの10営業日以上、下落も続いていた。今回の事態は、企業の信頼に関わる問題であるという認識があったのだろうか?経営の責任者の社長が、いち早く登場して、直接自ら、状況報告すべき対応が必要であったと思うのだが・・・。
このような状況を見ると、企業経営における広報の重要が改めて問われる。

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